ユニオルソの矯正治療
TREATMENT GUIDE
ひとりひとりに合わせた治療法を
ユニオルソの矯正治療は、子供と大人の治療に関する考え方を分けています。
子供には、個人の成長や自然治癒力を利用したシンプルな治療を。
大人には個人の社会性を重視した安全できめの細かな技術での治療です。
骨格の不調和が強い方には、無理をして矯正治療だけでは治さず、外科矯正を選択していくという方法を取っています。
また、私個人の経験から東洋医学に興味を持ち、現在井本整体の門を叩き講座生として勉強に励んでいます。
そこで学んだものを矯正治療に応用して、こどもには成長を促す体操や筋機能訓練を。
大人にはストレスで強ばった身体を緩める体操指導を積極的に取り入れています。
矯正治療までの流れ
初診相談(30分~1時間)
ユニオルソのコンセプトや治療方法、治療料金などについてご説明します。
また、患者さまの主訴、お悩みをお聞きできるよう十分な時間をおとりしています。
検査(40分)
レントゲン(骨格・歯列および顎関節など)、歯型、写真(口腔内および顔面、全身)ならびに口腔内検査を行います。
症例検討会
ユニオルソでは担当医を中心に、スタッフ間で検査結果をもとに問題点や治療方法についてディスカッションを行います。
一人ひとりの患者さまに合った治療プランを計画するとともに、目標とする治療期間、治療費などを確認します。
診断(30分~1時間)
患者さまへ検査の結果、ならびに立案した治療プランについて詳細にご説明させていただきます。
疑問や不明点などがありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。
就学前-4歳から6歳頃
4歳から6歳頃は、乳歯列期(子どもの歯だけの時期)です。
この時期に矯正治療を行うお子様のほとんどは、反対咬合(受け口)です。マウスピース型の矯正装置を夜間装着することで、早期に改善し悪い噛み癖をなくす事を目的とします。
永久歯に交換する時期に自然回復する事もありますからその見極めが大切な時期です。
小学生-6歳から10歳頃
6歳から10歳ころは、永久歯の前歯と奥歯(6歳臼歯)が萌出し、混合歯列前期の治療を行います(第Ⅰ期治療といわれています)。
主に、歯槽骨の拡大などこれから萌出してくる歯の土台作りや前歯のがたがたなどを並べなおします。
装置がついている期間は約1年です。
小学生-10歳から12歳頃
10歳から12歳ころは、混合歯列後期から永久歯列期(12歳臼歯といわれる第二大臼歯が出始めるころ)の治療になります。
この時期は個人の成長に格差がでますので、歯の交換の早い方が治療の対象になります。
装置はブレースを付けるのが一般的で一本一本の歯をきちんと配列していきます。 期間は1年~2年です。
第I期からスタートした方々は成長観察期間になります。
中学生から高校生-12歳から18歳頃
12歳で第二大臼歯が萌出しはじめますので、永久歯列が完成していく時期になります。
骨格の成長もひと段落して個人の顔のイメージも出来てきます。
治療はブレースによる歯の配列が主体になりますが、取り外し式の装置での治療も可能になります。
本人がどのような治療を希望しているか意見交換できる時期でもありますから本格的な矯正治療の適齢期とも言えます。
成人-18歳以上
成人矯正治療は、歯や歯槽骨の状態によって治療方針が異なります。
年齢が高くなればなるほど、いかに歯を守れるかに重点を置いた治療方針の立案になります。
最小限のリスクで最大の結果を生み出すことは、矯正歯科を担当する歯科医師の臨床経験と自身の技術によるところが大きいと考えます。
画一的な治療は行わないことが、本医院の特徴ともいえます。
期間は1年半~から3年です。
一般的な治療期間と通院回数
期間 | 回数 | |
---|---|---|
Ⅰ期 | 1〜1.5年 | 12〜18回 |
Ⅱ期 | 2〜2.5年 | 24〜30回 |
成人 | 2〜3年 | 24〜36回 |
※上記の治療期間や治療回数は一般的なものであり、治療の難易度や患者さんの歯の動きによって、治療開始前に予想していた治療期間や治療回数が異なることがあります。
お顔の骨格にゆがみがある方-外科矯正
骨格的に問題がある反対咬合(受け口)や上顎前突(出っ歯)、顔面の非対称(歪み)のある方は、矯正治療のみの改善は難しくなります。
そこで、大学病院や公立病院と連携することによって手術を併用した外科矯正治療を行います。
まず、本医院で約1年間の術前矯正治療(手術の前の矯正治療)を行い、大学病院の口腔外科で手術を行います。
入院は10日~14日となり、退院後から本医院において術後矯正治療を行います。
術後矯正治療は半年~1年位かかります。
本院は、新潟大学、東京歯科大学、都立大塚病院との連携を行っております。
保健診療の適応となります。
目立ちにくい装置をご希望される方に
セラミックブラケット&コーティングワイヤー
矯正治療は歯の表面にブラケットという装置を接着し、細いワイヤーで歯を移動していきます。
このブラケットはステンレスやチタンでできておりメタル色をしています。
アメリカやヨーロッパでは矯正治療を行うのが一般的なので違和感を感じる人が少ないのですが、日本や韓国、台湾などのアジア圏では目立ちにくい透明のブラケットを希望される方が多くいます。
透明ブラケットにはプラスティック系とセラミックがあり両方とも審美ブラケットとして認識されていますがその機能には大きな差があります。
当医院ではセラミックブラケットを使用しています。
舌側矯正(リンガルブラケット)
舌側矯正とは、歯の裏側へリンガルブラケットという矯正装置をつけ、歯の裏側から矯正治療を行う方法です。
目立ちにくいという審美的なメリットはありますが、通常の矯正治療に比べて、しゃべりにくい、食べ物の味が分かりにくい、歯肉炎を起こしやすい、高額であるというデメリットもあります。
担当医まで、ご相談ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
2018年に改正された厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、自費診療に係るリスクや副作用を情報提
供すること求められています。 どのような治療を受ける時でもリスクのない医療はありません。矯正治
療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。
一般的なリスクや副作用
※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
(日本矯正歯科学会ホームページより抜粋)